8月8日(月)~8月10日(水)の3日間、
広島にて日本モンテッソーリ協会主催の
全国大会が行われました。
会場のホテル入口にて
全国から多くの参加者が集まりました。
大会テーマは「子どもと平和」。
長崎と同じく、原爆投下された広島において
多くの素晴らしい講師のもと、
平和について様々な角度から考える事ができたことは
大きな意味のあることだったと同時に、
教育の現場において、『今、目の前にいる未来を担う子ども達』に
平和教育をしていくことの大切さや、
私たち大人1人ひとりにはその責任があることを実感することができました。
基調講演では、汐見稔幸先生より、
「平和と教育―21世紀中盤にさしかかる時代のモンテッソーリ教育・保育への期待―」
というテーマのもと、中身の濃い学びをすることができました。
先生が語られた言葉1つひとつが、
保育者である前に、1人の大人である私たちの心に
とても重みのあるものとして響いてきました。
『憎しみよりも愛と正義を貫く信念を、
子ども達の心に育てる存在となること』を心にとめていきたいと思います。
「Peaceful Children-Peaceful World」
というテーマのもとお話し下さった、
国際モンテッソーリ協会教師養成コーストレーナーの
リリアン・ブライアン先生のお言葉からは、
目が開かれるような響きがありました。
「『教育こそが平和への鍵』であるとのモンテッソーリの言葉が核となる」
「子どもを平和への道であると考え、
より良い未来のために、今の子ども達に献身的に尽くす」・・・など、
先生が語られた様々な言葉を胸に、子ども達と関わっていきたいと思います。
初日の夕方には、世界平和記念聖堂において
平和学習講座が行われました。
参加者と共に祭壇を囲み、一つの心で祈り、参加を歌いながら、
1人ひとりが平和の道具として、
置かれた場所で平和を作りだし、世界平和につながっていきたいと思いました。
研修全体を通し、
モンテッソーリ教育の素晴らしさを改めて感じることができたと同時に、
当園が教育理念としてかかげている
ドン・ボスコ予防教育法とのつながりも
理解することができました。
子ども達が、正しいことを選び取り、自己責任をきちんと取りながら、
自分に自信を持って生き、平和を求めていくことのできる大人に成長していけるよう、
子どもとともにいてその力を信じ、より良い環境を提供することができるよう、
2学期から気持ちを新たに、保育の現場に立ちたいと思います。
3日間の素晴らしい研修会に参加できたことを心から感謝したいと思います。